エアライン, 空港 — 2018年8月18日 11:10 JST

新千歳空港、施設利用料導入 10月から国内線

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 新千歳空港のターミナルを運営する新千歳空港ターミナルビルディングは8月17日、国内線の利用者を対象に、旅客取扱施設利用料(PSFC)を徴収すると発表した。冬ダイヤが始まる10月28日から導入する。

PSFCを国内線旅客から徴収する新千歳空港=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 1人あたりの金額は税込みで、大人270円、12歳未満の子供140円。利用者が航空券を購入時に、運賃に含めて徴収する。国際線は2014年4月1日から徴収しており、金額は大人1030円、子供520円。

 新千歳の国内線ターミナルは、2015年3月から大規模改修がスタート。今年7月31日に完成した。同社によると、搭乗待合室やコンコースなどの施設整備が一段落したことから、これらの整備などに充てる料金として、導入するという。

 新千歳空港ターミナルビルは、2017年4月27日設立。ターミナル運営に特化した法人として、従来の北海道空港会社から会社分割により設立された。国土交通省航空局(JCAB)は、新千歳や女満別、旭川など北海道内7空港について、2020年度までに民営化する計画を進めており、新たな運営会社は2019年7月をめどに選定する。

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