企業, 空港 — 2018年8月8日 12:47 JST

夏休み訪日客、1位は宮城 スカイスキャナー調査

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 大手旅行検索サイトのスカイスキャナー(Skyscanner)の日本法人、スカイスキャナージャパンはこのほど、夏休みの訪日旅行先トップ5の都道府県を発表した。前年同期と比較し、伸び率が最も高かったのは宮城県となった。

LCC誘致強化で訪日客が増加した仙台空港=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 7月15日から8月31日までの夏休み期間で、スカイスキャナーでの海外発・日本着の往復便の予約数を集計し、順位付けした。今年と2017年ともに、6月30日時点の予約数で比較した。

 1位には、前年同期3.7倍となった宮城県がランクインした。仙台空港は2016年7月の民営化以降、LCC誘致を強化。2017年9月からはピーチ・アビエーション(APJ/MM)が拠点化し、台北(桃園)への国際線も運航している。

 スカイスキャナーによると、期間中の国別予約では台湾が最も多く、昨年同期で約4倍と大幅に伸びているという。

 2位は3.2倍の岡山県。台湾のLCCタイガーエア台湾(TTW/IT)が、台北-岡山線を3月から1日1往復に増便したことが後押しした。

 3位は前年同期2.5倍の広島県、4位は2.4倍の香川県、5位は2.2倍の北海道となった。

伸び率の高い都道府県トップ5(括弧内は前年同期比の伸び率)
1位 宮城県(267.2%増)
2位 岡山県(218.1%増)
3位 広島県(146.9%増)
4位 香川県(144.2%増)
5位 北海道(115.1%増)

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