エアバス, エアライン, 機体 — 2018年7月17日 19:48 JST

ピーチ、A321LRを20年度導入へ 井上CEO「片道7時間程度」

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 ピーチ・アビエーション(APJ/MM)は現地時間7月17日、エアバスA321LR型機を2020年度に2機導入すると発表した。単通路機では世界最長の航続距離を誇り、2020年10-12月期に初号機を、2020年度内に2機目を受領する。アジアでA321LRを導入するのは、ピーチが初めて。

A321LRを導入するピーチの井上CEO(中央右)とエアバスのエリック・シュルツCCO(中央左)、ピーチの客室乗務員=18年7月17日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 A321LRは、A321neoの航続距離延長型で、今年2月に初飛行した。最大離陸重量(MTOW)を97トンに引き上げ、3個目の中央燃料タンクを追加することで、航続距離を単通路機では世界最長となる約7408キロ(4000海里)に延長。大西洋路線にも投入できる能力を持つ。

 ピーチは、2016年11月に締結した10機のA320neoの発注契約のうち、2機をA321LRに変更した。ピーチを傘下に持つANAホールディングス(ANAHD、9202)は、2020年度に中距離LCC事業に参入するとしており、A321LRを投入する。

 現時点で座席数やエンジンは未定。ファンボロー航空ショーで取材に応じたピーチの井上慎一CEO(最高経営責任者)は、具体的な投入路線の明言は避けたが、「片道7時間程度を考えている」と語った。

 ピーチはこれまで、片道4時間を目安とする路線を開設してきたが、A321LRの就航により、プラス3時間のエリアまで拡大。客室仕様についても、「もう一度見直す」(井上CEO)としており、中距離路線に適したものを検討する。

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