エアライン — 2018年1月10日 12:17 JST

ANAの国内線Wi-Fi、上級会員から無料化 きょう先行スタート

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 全日本空輸(ANA/NH)は1月10日から、国内線の機内インターネット接続サービス「ANA Wi-Fiサービス」の無料提供を、マイレージサービスの上級会員限定で始めた。4月から非会員も含めて無料化するが、出張などで搭乗回数が多い上級会員は先行スタートさせた。

ダイヤモンドとプラチナメンバー限定で国内線Wi-Fi無料化を先行スタートしたANA=17年10月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 対象機材は国内線で運航するボーイング777型機と787、767、737-800、エアバスA321型機で、全クラスで利用できる。737-500と737-700、ボンバルディアDHC-8-Q400型機のほか、国際線機材は対象外となる。

 今回無料提供の対象となるのは、マイル会員制度「AMC(ANAマイレージクラブ)」会員のうち、最上位の「ダイヤモンド」と次位の「プラチナ」のメンバー。4月1日からの正式スタート時と同様、時間制限なく無料で利用できる。

 ANAでは2018年度末までに、国内線機材約100機にWi-Fi機器を導入。現在は約70機の改修を終えている。

 国内線のWi-Fiサービスは、日本航空(JAL/JL、9201)が2014年7月、ANAは2016年1月にスタート。JALは2016年4月から利用時間やキャンペーン期間など、段階的に無料化を進め、2017年2月から完全無料化に踏み切った。JALは国内線が好調な要因の一つとして、Wi-Fiサービスの無料化を挙げており、ANAも追い上げを図る。

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