米空軍は現地時間9月14日、有人戦闘機と連携する無人の協調型戦闘機(CCA)のFQ-42を「Vengeance(ヴェンジェンス)」、FQ-44を「Fury(フューリー)」と正式命名したと発表した。トロイ・マインク空軍長官が明らかにしたもので、米空軍はCCAを約1000機調達する意向を示しており、2032年までに500機を保有する。

協調型戦闘機FQ-42とFQ-44(米空軍のサイトから)
FQ-42は米GA-ASI(ジェネラル・アトミクス・エアロノーティカル・システムズ)、FQ-44はアンドゥリル(Anduril)が開発。米空軍は今年6月に、両機について技術・製造開発(EMD)と生産契約を授与した。2020年代末までには、150機を超える戦闘可能なCCAを調達する方針を示している。
CCAは有人戦闘機と連携して運用する半自律型の無人機で、米空軍は有人機の到達範囲や状況認識能力、生存性を高めるとしている。米空軍は7月に、YFQ-44AからAIM-120をデジタル目標に向けて発射する実射試験を実施した。兵器発射の最終判断は人間のオペレーターが担い、定められた条件の範囲ではCCAが兵器使用の一連の手順を自律的に実行する。
米空軍は7月下旬、ネバダ州クリーチ空軍基地でCCAを実運用に近い環境で扱う複数日の演習も実施した。有人機との統合運用や複数回の出撃、兵器搭載、再出撃、兵站などを検証し、前方展開時の運用方法を探っている。
CCAでは機体とミッション自律ソフトを分離して調達する。自律ソフトの契約対象にはアンドゥリル、ジェネラル・アトミクス(General Atomics)、ロッキード・マーチン、ノースロップ・グラマン、RTX傘下のコリンズ・エアロスペース、Shield AI(SAI)の6社を選び、米空軍はCCA Increment 1向けの主となるミッション自律ソフト提供企業について、2027年夏までの選定を見込んでいる。

米空軍のYFQ-42Aが初飛行する様子 (同軍提供)
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