エアバス, エアライン, 機体 — 2017年8月15日 20:17 JST

バニラエア、13号機が成田到着 初のハンブルク製

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 バニラエア(VNL/JW)のエアバスA320型機の新造13号機(登録番号JA13VA)が8月14日朝、成田空港へ到着した。同社初の独ハンブルク製の機体となった。

成田に到着したバニラエア13機目のA320(同社提供)

 座席数は、従来と同じ1クラス180席。エアバスは日本向けのA320を仏トゥールーズとハンブルクで製造しており、バニラのこれまでの機体はすべてトゥールーズ製だった。

 13号機は、8月に入り受領。成田へ向かうフェリーフライト(空輸便)の便名はJW9040便で、ハンブルクを現地時間12日午前10時20分に出発後、カザフスタンの首都アスタナを経由し、成田空港へは日本時間14日午前6時23分に503番スポットへ到着した。着陸時はA滑走路(RWY34L)を使用した。

 バニラの前身は、マレーシアのエアアジアとANAホールディングス(ANAHD、9202)が出資した旧エアアジア・ジャパンで、2012年8月1日に就航後、2013年10月26日に運航を終了。同年12月20日に、ANAHDが100%出資するLCCとして再就航した。

 2016年11月29日に8カ月ぶりの新造機となる10号機(JA10VA)を受領し、12月15日に11号機(JA11VA)、今年2月20日に12号機(JA12VA)が引き渡された。2017年度は15機体制を計画しており、2020年度末までに25機体制を構築する。

 現在の路線数は14路線で、国内線が成田-札幌線、函館線、関西線、奄美大島線、那覇線、関西-函館線(季節便)、奄美大島線の7路線、国際線は成田-台北(桃園)線、高雄線、香港線、ホーチミン線、セブ線、関西-台北線、那覇-台北線の7路線となっている。

ハンブルクで試験飛行するバニラエア13機目のA320=17年8月 PHOTO: C.Brinkmann/Airbus

ハンブルクで試験飛行するバニラエア13機目のA320=17年8月 PHOTO: C.Brinkmann/Airbus

ハンブルクで試験飛行するバニラエア13機目のA320=17年8月 PHOTO: C.Brinkmann/Airbus

ハンブルクのフィンケンヴェルダー空港をタキシングするバニラエア13機目のA320=17年8月 PHOTO: C.Brinkmann/Airbus

ハンブルクで引き渡されたバニラエア13機目のA320=17年8月 PHOTO: C.Brinkmann/Airbus

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