エアライン, ボーイング, 機体, 解説・コラム — 2017年7月8日 01:17 JST

スカイマーク、737追加発注 18年から受領、既存機置換で

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 スカイマーク(SKY/BC)は、ボーイング737-800型機を3機追加発注した。市江正彦社長が7月7日、明らかにした。いずれも既存機の置き換えで、リース導入する。

737-800を追加導入するスカイマーク=17年7月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 同社は現在26機の737-800を保有。いずれもリース機で、座席数は1クラス177席となっている。このうち23機で、羽田、札幌(新千歳)、仙台、茨城、中部(セントレア)、神戸、福岡、長崎、鹿児島、那覇の10空港に直行便18路線を運航している。

 追加発注分の737は、2018年に1機、2019年に2機受領する計画。シートは薄型の新タイプを採用するが、座席数など客室仕様は従来と同じ。リース期間も既存機と同様、8年間を基本とする契約を結んだ。

 737-800の生産は2019年ごろ終了する見通しで、スカイマークでも後継機を選定中。市江社長は「継続性を考えると(後継機の)737 MAXが一番楽だと思うが、決めていない」と語った。

 また、「遠い将来は双通路(ワイドボディー)機もあるかもしれない」と市江社長は述べ、2020年9月までに計画している再上場後、成長戦略の一環としてエアバスA330型機やボーイング787型機のような中型機を導入する可能性に触れた。

 スカイマークは、2017年度内に737-800による国際線チャーター便の運航を計画している。

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