航空自衛隊の航空開発実験団は3月12日、「スタンド・オフ電子戦機」とみられる機体の写真を公開した。国産輸送機C-2の量産初号機(68-1203)がベースで、2025年3月に退役した電子戦訓練機EC-1(78-1021)と同じくカモノハシのような機首が特徴となっている。

空自の航空開発実験集団が公開したスタンド・オフ電子戦機とみられる機体(同団のXから)
これまでの予算では、開発費を2022年度で190億円、2023年度は83億円を計上。取得戦略計画では、運用上の観点で「最低限必要となる4機(仮定)」としているが、2025年版の防衛白書では整備規模を1機としている。
政策評価資料では、試作契約として2020年度に約150億円、2021年度に約100億円、2022年度は約190億円が示されている。
C-2は、飛行試験機XC-2の初号機(08-1201)が2010年1月26日に初飛行。量産初号機は2016年6月30日に防衛省へ引き渡された。現在は量産機が16機、試験機が1機、飛行試験2号機(18-1202)を改修した電波情報収集機RC-2が1機、量産初号機を改修中のスタンド・オフ電子戦機が1機の総数19機となっている。
防衛装備庁は、スタンド・オフ電子戦機の部品について、C-2やRC-2と各機固有の装備を除き共通化する方針で、2026年度の試験完了を目標に開発が進められている。

空自の航空開発実験集団が公開したスタンド・オフ電子戦機とみられる機体(同団のXから)

EC-1=24年11月3日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

C-2の量産初号機=16年6月30日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

C-2の量産初号機=16年6月30日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
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