エアライン — 2026年6月10日 17:51 JST

ANA、国内線コードシェア便含む旅程で不具合 オンラインチェックイン不能も

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 全日本空輸(ANA/NH)の国内線で、コードシェア(共同運航)を実施している提携航空会社の運航便を含む旅程の場合、オンラインチェックインや非常口座席の指定をめぐる不具合や制約が発生している。ANAは6月10日、提携会社便から乗り継ぐANA便のオンラインチェックインができないケースや、提携会社便の非常口座席を指定できないケースがあると告知した。

—記事の概要—
国内提携5社便で発生
オンラインチェックイン不能も

国内提携5社便で発生

 対象の提携航空会社は、ANAが国内線でコードシェアするエア・ドゥ(ADO/HD)、ソラシドエア(SNJ/6J)、スターフライヤー(SFJ/7G、9206)、アイベックスエアラインズ(IBEX、IBX/FW)、オリエンタルエアブリッジ(ORC/OC)の5社。ANAによると、提携会社便を含む旅程でオンラインチェックインができないケースと、提携会社便の非常口座席を指定できないケースが発生している。

国内線コードシェア便を含む旅程で不具合が発生しているANA=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 オンラインチェックインができないのは、提携会社便からANA便へ乗り継ぐ旅程。提携会社便に搭乗後、本来は次に搭乗するANA便のオンラインチェックインが可能だが、ANAのウェブサイトやアプリでエラーが表示され、手続きが完了できないケースがあるという。往復旅程の復路も対象に含まれる。

 また、チェックイン状況の画面へ進めず、ANA便の搭乗券発行、チェックイン取り消し、座席変更ができないケースもある。ANAは、ウェブサイトやアプリで手続きできない場合、搭乗当日に空港の自動チェックイン機またはカウンターで手続きするよう案内している。一方、利用者のX(旧Twitter)への投稿によると、こうした不具合多発のしわ寄せで、空港のカウンターやチェックイン機が混雑しているケースもみられる。

 提携会社便の非常口座席を指定できないケースは、乗り継ぎ旅程で2区間目以降に提携会社便を予約している場合に発生。オンラインチェックインでは、当該便の非常口座席を指定できないという。事前座席指定が可能な運賃の利用者には、あらかじめ座席指定を済ませるよう求めている。

 このため、最も安価な「シンプル」の利用者には、空港の自動チェックイン機で手続きするよう案内している。シンプルは出発24時間前から座席指定できる運賃で、事前に座席指定できる「スタンダード」「フレックス」と異なる。

オンラインチェックイン不能も

 ANAは、5月19日搭乗分から国内線予約システムを刷新し、新運賃へ移行した。システムの移行期間は6月9日までの予定だったが、10日午後5時50分の時点で統合完了の案内はウェブサイトで確認できない。これまで国際線と国内線で異なっていた「旅客サービスシステム(PSS)」と呼ばれる予約システムを、国際線で2015年から使用しているスペインのアマデウス社の「アルテア(Amadeus Altea)」へ統合する。

 X(旧Twitter)には、座席指定が正しく反映されない、オンラインチェックイン自体ができないといった投稿が相次いでいる。搭乗便の振替や補償をめぐる対応でもトラブルが報告されており、オンラインチェックインの不具合や新運賃、座席指定など複数の要素が重なり、利用者への影響が広がっている。

 また、問い合わせ窓口にも影響が出ている。ANAは10日、電話やメールの問い合わせが急増し、電話がつながりにくく、メールは返信に2週間から2カ月程度かかる可能性があることを明らかにした(関連記事)。

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