日本航空(JAL/JL、9201)の斎藤祐二副社長は2月3日、エアバスA350-1000型機の11号機(登録記号JA11WJ)を月内に受領する見通しを明らかにした。当初の予定を1カ月程度前倒しした。一方、昨年12月に牽引中のイスラエル機に接触されたトラブルが起きたA350-1000の10号機(JA10WJ)の修理完了時期は未定だという。

羽田空港のC滑走路を離陸するJALのA350-1000 10号機JA10WJ=25年7月29日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
斎藤副社長は10号機の現状を「エアバスにどのような修理をするかを見てもらっている」とした上で「修理完了時期は見えていない。お客さまに好評な機材なので、早期に復帰させたい」と述べるにとどめた。
11号機は2月中に受領する見通し。当初は3月の受領を予定していたが、1カ月程度前倒しした。就航時期は未定で、就航への準備が終わり次第投入する。
JALはA350-1000を13機受領する計画で、完納は当初の予定通り2027年度を見込む。置き換え対象のボーイング777-300ER型機は現在9機保有しており、A350-1000の状況にはリンクさせず、機材の受領状況をみながら退役させていく。
10号機の接触トラブルは、ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港(JFK)で現地時間2025年12月14日に発生。整備作業を終えて駐機中だったJALのA350-1000に、牽引移動中だったアルキア・イスラエル・エアラインズ(AIZ/IZ)のA330-200(9H-ALC)の右主翼が接触した。JAL機はコックピットの窓などに損傷を受け、現地での整備処置が必要となった。接触当時、両機に乗客はおらず、けが人はいなかった。
JALのA350-1000は現在10機で、イスラエル機に接触された10号機は昨年7月29日に就航したばかりだった。
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