全日本空輸(ANA/NH)グループのANAあきんどは、岐阜・各務原市へのふるさと納税返礼品として、市内にある航空自衛隊岐阜基地に隣接する「岐阜かかみがはら航空宇宙博物館」(空宙博、そらはく)と、川崎重工業(7012)岐阜工場の見学ツアーを提供する。ANAあきんどと川重、空宙博の共同企画として7月21日に開催し、5月28日から受付を始めた。

ANAあきんどと川重、空宙博の共同企画として提供する各務原市航空産業見学ツアー(3者提供)
午前9時から午後2時30分までのツアーで、川重岐阜工場では、航空機やヘリの製造・修理作業区域を見学し、室内展示されている機体を近接見学する。空宙博では、半民半官の日本航空機製造(日航製、1982年9月解散)が製造した戦後初の国産旅客機YS-11型機(旧登録記号JA8731)を見学し、YS-11の整備経験があるANAの整備士が説明する。また、2021年3月17日に退役した航空自衛隊最後のF-4EJ改戦闘機となった431号機(07-8431)も見学する。昼食は飛騨牛の弁当を提供する。
工場への立ち入りは国籍確認が定められていることから、参加できるのは日本国籍のみ。日本以外の国籍保有者は参加できない。当日はパスポートなどの身分証明書が必要となる。寄付額は1人18万円。最少催行人員は5人で、10人まで参加できる。「ANAのふるさと納税」で受け付ける。
航空宇宙博物館は「かかみがはら航空宇宙科学博物館」として1996年開館。2018年3月24日にリニューアルオープンして現名称に変更し、愛称を「空宙博」とした。
関連リンク
【ANA限定】【7月21日(月・祝)開催】 そらのまち 各務原市 航空産業見学ツアー(ランチ・お土産付)
ANAあきんど
川崎重工業
岐阜かかみがはら航空宇宙博物館
各務原市
ANAと川重
・ANAと川重、767端材活用のアップサイクル第2弾 5/14発売(25年5月13日)
・ANAと川重、エンジンブレードなどアップサイクル 廃材や端材活用(23年7月20日)
岐阜かかみがはら航空宇宙博物館
・岐阜・航空宇宙博物館、川重BK117のVRヘリシミュレーター 18ステージ(24年4月20日)
・三式戦闘機「飛燕」重要航空遺産に 現存1機のみ、航空宇宙博物館に(23年3月20日)
・航空宇宙博物館、空自最後のF-4EJ改搬入 岐阜基地からつなひきも(23年2月19日)
