全日本空輸(ANA/NH)などを傘下に持つANAホールディングスと川崎重工業(7012)は5月13日、ボーイング767型機の胴体パネルなど、航空機製造過程で生じた端材を活用したアップサイクル商品の第2弾を共同開発したと発表した。キーホルダーやバインダー、ペンなどを置くトレー、ネームプレートをそろえ、14日正午からANAグループのECサイト「ANA Mall(ANAモール)」で販売する。

ANAと川重コラボ第2弾のアップサイクル商品(ANAのSNSから)

ANAと川重コラボ第2弾のアップサイクル商品(ANAのSNSから)
第2弾となる今回は、川崎重工が製造する767の胴体パネルなどの端材を使用。中部地方で航空機部品の製造を担うウイングフィールド(岐阜・各務原市)や鳥羽工産(名古屋市)などの協力工場で加工された。販売はANAグループのANAウィングフェローズ・ヴイ王子が担う。
両社は2023年に第1弾の商品を販売し、今回は5種類をそろえた。キーホルダーは飛行機型とタグ型をそれぞれ大小2種類ずつ展開し、いずれも各99個限定。価格は小サイズが2800-4300円、大サイズが3300-4800円。表面には機体や企業ロゴを刻印している。
ペントレー(8800円、30個限定)は羽田空港のA滑走路を模した形状で、ロゴとシリアル番号を刻印。バインダー(9800円、20個限定)はA4判サイズで、航空機の機影や羽田空港の管制塔のイラストが裏面に刻まれており、航空機用リベットを使用したクリップ部分など細部にも航空機部品の意匠を取り入れている。
受注生産のカスタムメイドネームプレート(3万9800円)は、端材を用いた横型・縦型の2種類を用意し、日本語と英字から文字体裁と内容を選べる仕様。納期は6-8週間を予定しており、専用木箱やベルト、保護カバーが付属する。

ANAと川重コラボ第2弾のアップサイクル商品(ANAのSNSから)
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