MRJ, 機体, 解説・コラム — 2016年4月22日 11:40 JST

MRJ、5月から2号機走行試験 初号機は改修中

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 三菱航空機は4月21日、開発中のリージョナルジェット機「MRJ」の飛行試験2号機(登録番号JA22MJ)について、5月から走行試験と飛行試験を始める方針を明らかにした。初期段階の飛行試験を終えた初号機(JA21MJ)は、次の試験に必要な計測機器の搭載を始めた。

5月から飛行試験を始めるMRJの飛行試験2号機(三菱航空機提供)

能登空港をローパスするMRJの飛行試験1号機(三菱航空機提供)

 MRJは現在、2015年11月に初飛行した初号機により、緊急時用システムの機能チェックや操作手順の確認など、主に安全面に関する飛行試験を実施。2基あるエンジンのうち1基を停止した状態での飛行や、空中でエンジンやAPU(補助動力装置)の停止と再起動、非常用発電機の点検などを飛行中に行っている。

 3月31日には、能登空港の滑走路上でローパス(低空飛行)を実施。速度や高度などを地上と機体両方で計測し、結果を照合することで搭載計器の値を校正するデータを取得している。

 飛行試験の初期段階を終えた初号機は、4月13日から5月中旬までの予定で計画改修に入った。今後の試験で必要な計測機器の搭載などを進めている。

 一方、2号機はエンジン試験を実施中で、5月から走行試験を開始。早ければ5月中にも初飛行し、飛行試験を始める。

 MRJの量産については、今秋から初号機の最終組立を開始予定。ローンチカスタマーであるANAホールディングス(9202)へは、2018年4-9月ごろ引き渡す計画になっている。

関連リンク
三菱航空機
三菱重工業

最終組立工場
完成間近の機体見学も 写真特集・MRJ最終組立工場(16年3月12日)
三菱航空機、MRJの最終組立工場公開 見学通路も設置(16年3月10日)

MRJ関連
MRJ、今秋から量産へ 3月の飛行試験、単独でも実施(16年3月29日)
三菱航空機、米国にMRJ飛行試験施設 16年4月1日付機構改革(16年3月7日)
MRJ、2月は飛行試験4回(16年3月2日)
MRJシミュレーターが難易度アップ 三菱みなとみらい技術館、航空宇宙ゾーン刷新(16年2月26日)
岸副社長「経験不足」特集・MRJはなぜ納入遅れになるのか(15年12月25日)
離着陸で歓声あがるMRJ初飛行 写真特集・半世紀ぶりの国産旅客機(15年11月17日)
[書籍]ニッポンの航空機産業 週刊東洋経済eビジネス新書No.151(16年4月8日)

  • 共有する:
  • Facebook
  • Twitter
  • Print This Post