エアライン — 2012年9月12日 07:00 JST

スイス国際航空、ミシュラン2つ星の機内食 ファーストとビジネスで

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 スイス インターナショナル エアラインズ(SWR)は長距離国際線のファーストとビジネスクラス向け機内食「SWISS Taste of Switzerland」の監修に、スイス北西部ゾロトゥルン州ホゲンドルフにある「ランパート」レストランのシェフ、レト・ランパート氏を起用する。

 同機内食は3カ月ごとに著名なスイスのシェフを起用し、スイス各州の特徴を生かした料理を用意。9月から12月上旬まで伝統的なフランス料理に地中海のアクセントを融合させたランパート氏監修のメニューを提供する。

マスの燻製タルト添え(スイス国際航空提供)

レト・ランパート氏(同社提供)

 ランパート氏のレストランは、一流レストランとホテルからなる会員組織「ルレ・エ・シャトー」から世界最高峰のシェフに贈られる「グランシェフ」の称号を授与。「ミシュランガイド」で2つ星を得たほか、欧州で最も権威あるレストランガイド「ゴー・ミヨ」で、20点満点中17点を獲得した実績を誇る。

 ファーストクラスの新メニューでは、ロブスターのキャロットムース添えや、若鶏とウズラのルーラード(薄く切った肉を、ロール状に巻いた料理)などを用意した。

 ビジネスクラスでは、マスの燻製タルト添えや、シタビラメのドイツ風ジャガイモパスタ添えをサフランソースで仕上げた一皿を提供する。

 また、ビア・ムチュリやドツィゲア・トムなど、ゾロトゥルン州産のチーズやスイス・ヴェンジ地方のピノノワール種キュヴェワインなども用意している。

 SWRは2002年から「SWISS Taste of Switzerland」をスタート。スイス特有の料理の多様性に加え、チーズやワインなどの特産物も紹介してきた。地元食材や地元のシェフの料理を提供することで、乗客にスイスを身近に感じてもらうことを目的にしているという。

若鶏とウズラのルーラード(同社提供)

デザートの一例(同社提供)

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