エアライン — 2016年2月26日 06:55 JST

ANA、関空国内線でも温かい夕食 プレミアムクラスで「春の味覚」

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 全日本空輸(ANA/NH)は3月から、国内線プレミアムクラスの一部便で提供する夕食をリニューアルする。温かい夕食の提供路線を拡大するほか、中部(セントレア)発便でも日本料理店の料理長がプロデュースした食事を提供する。

羽田発便で提供する「日本料理 幸庵」の料理(ANA提供)

 同クラスの食事「Premium GOZEN(プレミアム ゴゼン)」は、午後5時以降の出発便で提供する。それぞれ、日本料理店の総料理長や店主がプロデュースした、春の食材を使用したメニューを用意する。

 温かい夕食は計14路線で提供。これまでの羽田-札幌、伊丹、福岡、那覇と伊丹-札幌、福岡、那覇、札幌-福岡、那覇、福岡-那覇の10路線のほか、今回から関西発着の羽田、札幌、福岡、那覇の4路線も加わった。

 羽田発路線では、神奈川・藤沢市の懐石料理「日本料理 幸庵」料理長、飯嶋有紀則氏がプロデュース。伊丹と関空発便では兵庫・西宮市の「日本料理 子孫(こまご)」店主、藤原研一氏の料理を提供する。

 札幌発便で提供するのは、札幌市の日本料理店「円山鳥居前 むな形」店主、宗形亮介氏の料理。福岡発便では、福岡市の日本料理店「味 竹林」店主、竹林譲氏がプロデュースする。中部発便では、名古屋市の「日本料理 加瀬」料理長、西飯純矢氏がプロデュースした料理を提供する。

 茶菓を提供する「Premium SABO(プレミアム サボウ)」では、東京・小金井市のフレンチレストラン「TERAKOYA」の菓子3種を用意する。対象は午後1時1分から午後4時59分までの出発便。

 ANAは2013年9月、有名レストランのシェフをはじめ、酒やコーヒーの専門家、ANAのシェフからなる機内食チーム「ザ・コノシュアーズ」を発足。機内食の充実を進めている。2014年9月にはメンバーを入れ替え、26人のチームで和食を充実させた。2015年9月からは京都吉兆の徳岡邦夫・総料理長らを新たなメンバーを加え、「ワンランク上」の機内食を提供している。

伊丹と関空発便で提供する「日本料理 子孫」の料理(ANA提供)

札幌発便で提供する「円山鳥居前 むな形」の料理(ANA提供)

福岡発便で提供する「味 竹林」の料理(ANA提供)

中部発便で提供する「日本料理 加瀬」の料理(ANA提供)

関連リンク
Premium GOZEN(全日本空輸)

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