エアライン, ボーイング, 機体 — 2015年11月11日 14:00 JST

ジェットエアウェイズ、737 MAXを75機導入へ

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 ボーイングは、インドのジェット・エアウェイズ(JAI/9W)から737 MAX 8を購入権とオプションを含む75機を受注した。現地時間11月9日、開催中のドバイ航空ショーで発表した。ジェット・エアウェイズは今後、737型機からの機材変更を進める。

ジェット・エアウェイズの737 MAXイメージイラスト(ボーイング提供)

 75機の発注量はジェット・エアウェイズとしては最大で、50機の購入権とオプションを含む。

 737 MAXシリーズは、737 MAX 8とLCC向けに同機の座席数を増やした737 MAX 200のほか、最大149席(1クラス)の737 MAX 7、同215席の737 MAX 9の計4機種がある。737 MAX 8のローンチカスタマーであるサウスウエスト航空(SWA/WN)への初号機引き渡しは、2017年7-9月期(第3四半期)を計画している。

 2015年9月には米ワシントン州のレントン工場で最終組立を開始。年末までにロールアウトし、2016年初頭の初飛行を予定している。10月末現在、2901機を受注している。

 ジェット・エアウェイズは1992年、ムンバイで設立。翌1993年に運航を開始した。ムンバイやデリーなどを拠点に、おもにインド国内やスリランカ、ネパールなどの近隣諸国に運航。長距離路線はロンドン(ヒースロー)やパリ、ニューヨーク(ニューアーク)、トロントなどに乗り入れている。

 日本には乗り入れていないが、全日本空輸(ANA/NH)が運航する成田-ムンバイ線でコードシェアを実施している。

 同社は現在、合計で115機を保有している。このうち機材更新を進める737は75機で、内訳は-700が5機、-800が64機、-900が2機、-900ERが4機。このほか777-300ERを10機、エアバスA330-200型機を8機、A330-300を4機、仏ATRのターボプロップ機ATR42-500型機を15機、ATR42-600を3機を導入している。

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