エアライン, ボーイング, 機体 — 2015年11月6日 11:55 JST

大韓航空、737 MAXを30機確定発注 777も2機

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 ボーイングは現地時間11月5日、大韓航空(KAL/KE)から737 MAXを30機、777-300ER型機を2機確定受注したと発表した。カタログ価格で総計約40億ドル(約4865億2000万円)。大韓航空は、2015年6月に開催されたパリ航空ショーで、購入する意向を示していた。

大韓航空の737 MAX(ボーイング提供)

 同社の737 MAXには20機のオプションも設定。最大で50機を導入することになる。

 737 MAX 8の座席数は最大189席(1クラス仕様)で、737-800の後継機。CFMインターナショナル製の新型エンジン「LEAP-1B」を搭載し、燃費を14%以上改善するとしている。

 737 MAXシリーズは、737 MAX 8とLCC向けに同機の座席数を増やした737 MAX 200のほか、最大149席(1クラス)の737 MAX 7、同215席の737 MAX 9の計4機種がある。737 MAX 8のローンチカスタマーであるサウスウエスト航空(SWA/WN)への初号機引き渡しは、2017年7-9月期(第3四半期)を計画している。

 2015年9月には米ワシントン州のレントン工場で最終組立を開始。年末までにロールアウトし、2016年初頭の初飛行を予定している。現在、60の顧客から2929機を受注している。

 大韓航空のボーイング機は、737や747、777など計91機を保有。このほか、エアバスA330型機とA380を導入している。貨物機はすべてボーイング機で747-400と747-8、777を合計で28機導入している。

 同社はパリ航空ショーで、A321neoを最大で50機導入する意向も示している。

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