中部空港、5期連続で黒字　15年3月期、免税店売上は過去最高

　中部空港（セントレア）を運営する中部国際空港会社の2015年3月期通期連結決算は、純利益が前期（14年3月期）比16.9％減の27億6400万円だった。前期に累積損失を1年前倒しで解消したことから、法人税の課税対象額が増加したことが減益要因となった。

—記事の概要—
・15年3月期経常益が過去最高
・16年3月期営業益は2.3％増
・現ターミナル「物理的に足りない」

15年3月期経常益が過去最高

15年3月期決算を発表する中部空港会社の川上社長＝5月15日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

　売上高は7.1％増の492億8000万円、営業利益が4.4％増の56億7000万円、経常利益が13.3％増の43億2200万円。3期連続の増収増益で、経常益は過去最高を記録。5期連続で黒字となった。

　中部空港の国際線と国内線を合わせた総発着回数は、2.0％増の9.2万回。このうち国際線は

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