エアライン, 空港, 解説・コラム — 2015年4月23日 22:01 JST

タイ・エアアジアXの札幌−バンコク便、マレーシア機で代替運航 タイ当局問題で

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 タイ・エアアジアX(TAX/XJ)は4月23日、5月2日から就航を予定していたバンコク(ドンムアン)−札幌(新千歳)線について、マレーシアのエアアジアX(XAX/D7)による代替運航を実施すると発表した。タイ航空当局の安全性審査体制について、問題が表面化したことから、タイ国籍の航空会社による新路線開設の認可が中断されているため。

エアアジアXによる代替運航を実施するタイ・エアアジアX=13年6月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 TAXは当初、自社便で札幌線開設を計画していた。ところが3月に入り、国連の専門機関ICAO(国際民間航空機関)がタイ当局に対し、「重大な安全上の懸念(SSC)」を指摘。タイ国籍のすべての航空会社は、日本をはじめとするICAO加盟国への新規就航や、増便などのスケジュール変更、機材変更など、新たに認可が必要となる手続きの審査が中断されている。このため、自社便による就航を見送り、マレーシア国籍のXAX便による代替運航を決めた。

 フルサービス航空会社やLCC(低コスト航空会社)といったビジネスモデルによる差異はなく、タイ国籍の航空会社であれば等しく適用される。また、TAXの安全性が指摘されたわけではない(関連記事)。

 ICAOが問題視しているのは、タイ当局の安全審査体制。航空会社が新路線の開設などを当局に申請した際、担当者が


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