エアバス, エアライン, 機体 — 2014年12月19日 22:14 JST

ジェットスター・ジャパンのA320、20号機が成田到着

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 ジェットスター・ジャパン(JJP/GK)の20号機目となるエアバスA320型機(登録番号JA20JJ)が12月19日夜、成田空港に到着した。

成田空港に到着したジェットスター・ジャパンのA320の20号機=12月19日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

エアバスのスタイナック氏(左)から記念の盾を贈られるジェットスター・ジャパンの鈴木社長=12月19日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 同機は15日にJJPへ引き渡され、17日に仏トゥールーズのブラニャック国際空港を出発。アラブ首長国連邦のアブダビ国際空港とベトナム・ハノイのノイバイ国際空港を経て、19日午後6時42分、成田空港の161番スポット(駐機場)に到着した。

 同スポットは、2015年4月8日開業予定の第3ターミナル(LCCターミナル)前。JJPも同ターミナルを利用する。また、同年2月28日からは、同社初の国際線として関西-香港線を週3往復で新設する。

 JJPは、日本国内でエアバス機の最多運航会社。JJPの鈴木みゆき社長は、「整備しやすい機材で、A320を選択して良かった」と同機を評価した上で、「関西-香港線を開設して国際線進出することは、大きな意味のある展開」と述べた。

 エアバスの日本担当セールス シニア・バイス・プレジデントのジャン=ピエール・スタイナック氏は、「JJPが国際線に進出する上で、大きく貢献してくれることを期待している」と、A320について語った。

 JJPは国内11都市に18路線を運航。今回到着した20号機には、翼端に燃料消費を改善する長さ約2.4メートルの「シャークレット」を装備している。座席数は、20機すべてが1クラス180席仕様となっている。

 同社によると、運航に使用しているA320は、20号機を含めて20機。このほかに、サブリースで他の航空会社へ貸し出している機体も3機あるという。これらを含めると、20号機は通算23機目の機体となる。同社はA320の新造機を24機導入する予定で、残り1機についても当面はサブリースで貸し出し、自社では20機体制で運航していく。国内に4社あるLCC(低コスト航空会社)のうち、機材数はJJPが最多となる。

 JJPは11月28日に、カンタス航空(QFA/QF)と日本航空(JAL/JL、9201)から、35億円ずつ計70億円の追加出資を受けている。このほかに、20億円ずつ必要に応じて出資することで合意しており、JJPは最大110億円の増資を受ける。

 A320をはじめとするA320ファミリーは、これまでに1万1000機以上の受注を獲得し、400社以上の顧客に6300機以上を引き渡されている。

成田空港に到着するジェットスター・ジャパンのA320の20号機=12月19日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

成田空港に到着するジェットスター・ジャパンのA320の20号機=12月19日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

成田空港に到着するジェットスター・ジャパンのA320の20号機=12月19日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

成田空港に到着するジェットスター・ジャパンのA320の20号機=12月19日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

成田空港に到着するジェットスター・ジャパンのA320の20号機=12月19日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

関連リンク
ジェットスター・ジャパン
Airbus
エアバス・ジャパン

ジェットスター・ジャパン、関西-香港線就航へ 15年2月から初の国際線(14年12月3日)
ジェットスター・ジャパン、国内線を一部値下げ 手荷物制限7キロに(14年12月3日)
日本初のシャークレット付きA320、成田到着 ジェットスター・ジャパン8号機(13年2月24日)
成田LCCターミナル、讃岐うどんやフレッシュネス出店 ローソンは24時間営業(14年11月28日)
成田空港、LCCターミナル4月8日開業 全乗客から施設利用料徴収へ(14年10月30日)

【お知らせ】
7段落目後半を加筆しました。(2014年12月19日 23:21 JST)