ボーイング, 企業, 機体 — 2014年12月16日 09:07 JST

横浜ゴム、737 MAXに飲料水用タンク供給 ボーイングと契約更新

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 横浜ゴム(5101)は12月15日、ボーイングと飲料水用ウォータータンクの供給について、契約を更新したと発表した。同社は737と747、767、777に飲料水用ウォータータンクを納入している。今回の契約には、737の最新型で2500機以上を受注している737 MAXへの供給も含まれる。

横浜ゴムがボーイングに供給すると飲料水用ウォータータンク(横浜ゴム提供)

 横浜ゴムは1980年にボーイングが製造する民間航空機のサプライヤーとなった。飲料水用ウォータータンクのほか、737-800など737NG(次世代737)のラバトリー(化粧室)や、747-8の旅客型「インターコンチネンタル」の機内用階段も独占供給している。今回の契約更新により、同社では長期的に安定した受注が期待できるという。

 737 MAXシリーズは、737のエンジン換装型。737 MAX 8(1クラス189席、2クラス162席)の最終組立は、2015年に開始予定。ローンチカスタマーのサウスウエスト航空(SWA/WN)への初号機引き渡しは、2017年7-9月期(第3四半期)を計画している。180席仕様(2クラス)の737 MAX 9は2018年、126席仕様(同)の737 MAX 7は2019年に初号機の引き渡しを予定している。また、LCC(低コスト航空会社)向けに、737 MAX 8の200席仕様「737 MAX 200」も製造される。

 ボーイングでは、737を2018年から月産52機に増産する。現在の生産レートは月産42機。

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