エアライン, 空港 — 2014年7月23日 18:22 JST

ANA、羽田-中部線開設 冬ダイヤから1日1往復

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 全日本空輸(ANA/NH)は10月26日に始まる冬ダイヤから、羽田-中部(セントレア)線を1日1往復で開設する。運航スケジュールや運賃、機材は未定で、8月26日の発売開始までに発表する。

羽田-中部線を開設するANA=13年11月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ANAは今年の3月30日、羽田空港の発着枠拡大で国際線を17路線23便に拡充。中部地域から昼間帯に運航する欧州路線への乗り継ぎに対応するスケジュールを計画している。

 首都圏と中部圏を結ぶ便としては、ANAは成田-中部線を1日2往復で運航。使用機材はエアバスA320型機(普通席166席)またはボーイング737-500型機(普通席126席)。成田-中部線の2013年度搭乗率は、国内線全体の搭乗率73.9%を上回る75.3%(前年度比5.0ポイント上昇)、旅客数は16万2278人(4.9%増)、提供座席数は21万5461席(2.1%減)だった。

 一方、日本航空(JAL/JL、9201)は羽田-中部線を2013年3月31日に1日1往復で運航開始。今年の3月30日からは1日2往復に増便した。現在の使用機材は737-800(144席:ビジネス12席、エコノミー132席)と、777-300ER(座席数244席:ファースト8席、ビジネスス49席、プレミアムエコノミー40席、エコノミー147席)でいずれも国際線仕様機。2013年度のロードファクター(座席利用率、L/F)は、国内線全体のL/F64.0%を下回る61.0%、旅客数は6万3900人、提供座席数は10万4741席だった。

 ANAの羽田と名古屋を結ぶ路線は1982年6月に運休して以来、およそ32年ぶりに運航を再開する。

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【お知らせ】
5段落目を追記しました。(14年7月23日 22:57 JST)
記事初出時にJALの羽田−中部線の座席数が国内線仕様機のものとなっていました。正しくは国際線仕様機となります。お詫びして訂正いたします。本文は訂正済みです。(14年7月23日 19:10 JST)

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