日本政府観光局(JNTO)の訪日外客数推計値によると、2026年7月の訪日客数は前年同月比0.1%増の344万2100人で、4カ月ぶりに前年同月を上回り、7月の過去最高を記録した。中国の大幅減が続くものの他市場が補い、台湾は単月の過去最高となった。
出国した日本人は1.2%減の119万1300人で、5カ月ぶりに前年同月を下回った。1年3カ月連続で100万人を上回り、コロナ前の7割近くの回復が続いた。
—記事の概要—
・26年7月の動向
・方面別実績
26年7月の動向

4カ月ぶりに前年超えとなった26年7月の訪日客(資料写真)=PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire
JNTOが重点市場としているのは23カ国・地域で、このうち台湾は単月の過去最高を記録し、70万人を初めて上回った。このほか韓国、シンガポール、マレーシア、インドネシア、インド、米国、カナダ、メキシコ、英国、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、ロシア、北欧、中東の16市場で7月の過去最高となった。
中国からの訪日客は56.1%減で、8カ月連続で前年同月を下回った。
方面別実績
方面別に見ると、アジアでは韓国が89万4700人(前年同月比31.9%増)で、23市場最多の訪日客数となった。中国は42万8200人(56.1%減)、台湾は76万3800人(26.4%増)、香港は27万2500人(54.8%増)、インドは2万300人(10.9%増)だった。
ASEAN(東南アジア諸国連合)諸国では、タイが5万3800人(10.8%増)、シンガポールが2万8800人(18.5%増)、マレーシアが2万3800人(31.4%増)だった。インドネシアは3万9000人(3.7%増)、フィリピンは4万5100人(4.8%減)、ベトナムは5万2100人(2.7%減)だった。
欧州では、英国が4万1500人(11.9%増)、フランスが5万700人(9.7%増)、ドイツが2万9800人(6.1%増)。イタリアは2万5300人(15.9%増)、スペインは2万7900人(16.0%増)、ロシアは1万3000人(15.4%増)、スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、フィンランドの4カ国で構成する「北欧地域」は2万400人(6.8%増)だった。
サウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)、バーレーン、オマーン、カタール、クウェートのGCC(湾岸協力理事会)の加盟6カ国にトルコとイスラエルを加えた8カ国で構成する「中東地域」は、2万8200人(41.0%増)だった。
米大陸では米国が28万6200人(3.3%増)、カナダは5万6000人(7.5%増)、メキシコは2万3100人(16.8%増)だった。オセアニアでは、豪州が4万9800人(0.7%減)だった。そのほかの国・地域からは16万8100人(12.6%増)が入国した。
・6月訪日客、前年割れ続く 中国57.3%減(26年7月16日)
