関西国際空港と伊丹空港(大阪国際空港)、神戸空港を運営する関西エアポートグループの2026年3月利用実績(速報値)によると、関空の国際線と国内線を合わせた総旅客数は、前年同月比4%減の273万799人だった。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行前の2019年同月と比較すると5%減で、コロナ前の実績を3カ月連続で下回った。訪日客は4カ月連続で前年割れ。関係が悪化している中国人客が54%減で、大幅に減少したことが響いている。

26年3月の訪日客が4カ月連続で前年割れとなった関西空港(資料写真)=PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire
国際線の旅客数は4%減(19年同月比3%減)の217万2457人で、4カ月連続で前年を下回った。このうち外国人旅客は9%減(7%増)の150万625人で、4カ月連続で前年割れとなったものの、2年2カ月連続でコロナ前を上回った。日本人旅客は9%増(20%減)の66万5704人で、2カ月ぶりに前年を上回った。また、通過旅客は2.17倍の6128人だった。
外国人旅客のうち、中国は54%減の27万4000人。前年同月は訪日客の27%を占めていたが、今月は14ポイント低下の13%まで落ち込んだ。
国内線の旅客数は6%減(13%減)の55万8342人で、5カ月連続で前年を下回った。
発着回数のうち、国際線と国内線の旅客と貨物便を合わせた総発着回数は11%減(10%減)の1万5702回で、4カ月連続で前年を下回った。国際線全体では11%減(10%減)の1万2107回で、4カ月連続で前年割れ。このうち旅客便は14%減(14%減)の1万324回で4カ月連続で前年を下回った。貨物便は前年同月比7%増の1610回で、2019年同月比でも30%増で高水準となった。国内線は9%減(12%減)の3595回だった。
国際線旅客便のうち、中国便は66%減の1408回。前年同月は国際線旅客便の34%を占めていたが、今月は20ポイント低下の14%まで落ち込んだ。
国際貨物量は4%減(2%減)の6万7192トンで1年6カ月ぶりに前年を下回った。国内貨物量は21%減の910トンだった。
伊丹空港の旅客数は4%増(19年同月並み)の144万5377人。発着回数は前年同月並み(1%減)の1万1637回で、貨物量は前年同月並みの8046トンだった。
2025年4月に国際チャーター便の運航が始まった神戸空港は、総旅客数が15%増の36万8437人。国際線は4万3514人で、このうち外国人旅客は3万3429人、日本人旅客は1万85人だった。国内線は2%増(19年同月比12%増)の32万4923人だった。総発着回数は5%増の2947回で、国際線が259回、国内線は4%減(8%増)の2688回だった。
・関空の訪日客、前年割れ続く 中国客59%減=2月実績(26年3月25日)
