エミレーツ航空(UAE/EK)は現地時間4月27日、米スペースXの衛星通信「Starlink(スターリンク)」による機内インターネット接続サービスを、総2階建ての超大型機エアバスA380型機にも導入を始めたと発表した。アンテナを3基設置することで、通信速度が初代システムの1000倍に向上し、飛行中でも「自宅よりも快適な」接続体験を提供する。

A380にStarlinkを導入するエミレーツ航空(資料写真)=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
スターリンクを搭載した同社初のA380は、英ニューキーでの設置・認証手続きを完了し、拠点のドバイに戻った。今後は、グループ会社で機体整備を担うエミレーツ・エンジニアリングの施設でスターリンクの設置作業を開始。全機へ早期の搭載を目指しており、年内にA380への導入を加速させる。スターリンクは、これまでにボーイング777-300ER型機25機に搭載済みで、A380への導入初号機もすでに運航を始めているという。
A380の初代機内Wi-Fiは、総帯域幅が1Mbps未満だった。3基のスターリンクアンテナを機体に設置することで、多数の接続にも対応。帯域幅が機内全体で合計2Gbpsを超え、初代システムの1000倍に向上したという。
A350は英インマルサット
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エミレーツ航空
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他社のStarlink
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