デルタ航空(DAL/DL)は現地時間4月13日(日本時間14日)、2027年から受領するエアバスA350-1000型機に次世代個室ビジネスクラス「デルタ・ワン・スイート(Delta One suite)」を導入すると発表した。既存の中型機A330も全面改修し、同機材で初となる個室タイプのビジネスクラスを採用する。関連投資は総額10億ドル超を見込む。

デルタ航空のA350-1000新個室ビジネスクラス「デルタ・ワン・スイート」(同社提供)
A350-1000は、2027年初頭に受領開始を予定。デルタで最新で最大の機材となり、新しい個室ビジネスクラスはトンプソン・エアロ・シーティングと共同開発した。フルフラットベッドは従来より3インチ以上長く、全長は6.5フィート(約198センチ)超となる。24インチの大型モニターやワイヤレス充電、靴収納、眼鏡用フックなども備える。座席はリバース・ヘリンボーン型で、中央席には開閉可能な仕切りを設ける。
改修するA330は、標準型A330-200と長胴型A330-300の2機種が対象。A350-1000の新造機とA330の改修機は、全客室・全座席に同社最大となる4K対応のQLED(量子ドット発光ダイオード)の個人用画面や、Type-Cの充電用USB端子、電源コンセント、Bluetooth接続、メモリーフォームのクッションを装備する。

デルタ航空のA350-1000新個室ビジネスクラス「デルタ・ワン・スイート」(同社提供)
A330のビジネスクラスにも、同機材では初となるプライバシー・ドア付きの個室タイプを導入。また、A350-1000ではメインエントランス、A330では機体前方に、ビジネスクラスの乗客向けにセルフサービス式軽食ステーションも新設する。
足もとが広いエコノミークラス「デルタ・コンフォート」と、エコノミークラス「メインキャビン」の新シートは、足元の間隔を1インチ広げ、身の回り品を置けるシートバックの棚を追加した。両機材とも、タッチ式のコントローラーや、空間を広げたバリアフリー化粧室(ラバトリー)などを採用する。
個室タイプのビジネスクラスは、2017年7月に初受領し、同年10月に就航したA350-900で初導入。当初は世界初の個室ビジネスクラスとなる予定だったが、就航時期の関係でカタール航空(QTR/QR)に次ぐ形になった。
今回の新しい客室デザイン導入は、2024年10月に発表。今後5年間で800機以上に展開する計画を進めている。同社によると、2030年までにビジネスクラス「デルタ・ワン」の90%をスライド式ドアが付いた個室タイプにする見通し。
A350-1000(A300は下に掲載)

デルタ航空のA350-1000新個室ビジネスクラス「デルタ・ワン・スイート」(同社提供)

デルタ航空のA350-1000新個室ビジネスクラス「デルタ・ワン・スイート」(同社提供)

デルタ航空のA350-1000新個室ビジネスクラス「デルタ・ワン・スイート」(同社提供)

デルタ航空のA350-1000新個室ビジネスクラス「デルタ・ワン・スイート」(同社提供)
A330

デルタ航空のA330-200/-300新個室ビジネスクラス「デルタ・ワン・スイート」(同社提供)

デルタ航空のA330-200/-300新個室ビジネスクラス「デルタ・ワン・スイート」(同社提供)

デルタ航空のA330-200/-300新個室ビジネスクラス「デルタ・ワン・スイート」(同社提供)

デルタ航空のA330-200/-300新個室ビジネスクラス「デルタ・ワン・スイート」(同社提供)

デルタ航空のA330-200/-300新個室ビジネスクラス「デルタ・ワン・スイート」(同社提供)

デルタ航空のA330-200/-300の軽食ステーション(同社提供)
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