エアライン, ボーイング, 機体 — 2014年3月26日 20:33 JST

JAL、787もフルフラットシート「スカイスイート」導入へ

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 日本航空(JAL、9201)は3月26日、2016年度までの中期経営計画のローリングプランで、ボーイング787型機のビジネスクラスにもフルフラットシート「スカイスイート」を導入すると発表した。

スカイスイート777のビジネスクラス=12年12月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

ベッド状態(手前)とシート状態のスカイスイート=12年12月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 2014年度内に受領する787-8から導入する見通しで、2015年度から受領する長胴型の787-9は当初から装備する。現在の787-8の座席数はビジネス42席、エコノミー144席の計186席だが、スカイスイート導入に伴い、各クラスの席数が変わる可能性がある。787-9は、当初の導入計画では約250席としている。

 スカイスイートは2013年1月に就航した777-300ERの新仕様機「スカイスイート777」に初めて搭載された。同年12月就航の767-300ERの新仕様機「スカイスイート767」は、機体サイズに応じて設計を変更した「スカイスイートII」を搭載している。

 JALは787-8を25機、787-9を20機発注済みで、エンジンはいずれも米GE製GEnx-1B。787-8は3月末までに15機目を受領する。スカイスイートを最初に搭載するのが16機目となるかは、ボーイングの改修準備の進捗によるという。

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