エアバス, 機体, 需要, 需要実績 — 2026年1月13日 12:13 JST

エアバス、納入793機 7年連続ボーイング超えへ A321neoが半数=25年実績

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 エアバスは現地時間1月12日、2025年(1-12月)の民間機引き渡し数が91社へ793機(前年比4%増)だったと発表した。総納入のうち約半数を、主力単通路機A320ファミリー(系列)の長胴型A321neoが占めた。純(ネット)受注数は889機(同63機増)で、納入は5年連続で前年越えとなり、受注も前年(826機)を上回った。

25年の納入が4年連続で前年超えとなったエアバス。写真は7月に羽田へ到着したJALのA350-1000 10号機JA10WJ=25年7月18日 PHOTO: Kiyoshi OTA/Aviation Wire

 競合のボーイングは年間実績を間もなく発表する見通し。11月末時点での納入は537機となっており、エアバスの納入は2019年から7年連続でボーイングを上回る見込み。

—記事の概要—
引き渡し
受注

引き渡し

 引き渡しの内訳は、A320ファミリーが607機(前年は602機)、A330ファミリーが36機(同32機)、A350 XWBファミリーが57機(同57機)、A220が93機(同75機)で計793機。単通路(ナローボディー)機のA320ファミリーが全体の約77%を占めた。

 A320ファミリーの内訳は、A321neoが387機(前年361機)で最も多く、同ファミリー納入の6割を占めた。A320neoは205機(同232機)、A319neoは15機(同9機)だった。A220はA220-300が88機(同65機)と納入数を伸ばし、A220-100は5機(同10機)だった。

 双通路(ワイドボディー)機のA350は、標準型のA350-900が42機(同44機)、長胴型のA350-1000は15機(同13機)で、いずれも前年とほぼ同水準だった。A330はA330-900(A330neo)が33機(同30機)で、A330-800が1機(同ゼロ)、A330-200が2機(同2機)だった。

 国内では、日本航空(JAL/JL、9201)がA350-900(登録記号JA17XJ)を国内線機材として8月に受領。A350の受領は2022年4月の16号機以来3年4カ月ぶりで、17号機として就航した(関連記事)。また、13機発注している長距離国際線機材のA350-1000は、7月に10号機(JA10WJ)を受領した。

 エアバスは民間航空機の年間の納入目標を、当初約820機と設定していたが、A320系列の胴体パネルに不具合が生じていることから、目標を2025年12月3日に下方修正。30機引き下げ、約790機に設定した。2025年の引き渡しは当初目標を下回ったものの、新たな目標は上回った。

受注

 キャンセル分を差し引く前の総受注(グロス)機数は1000機(前年は878機)。顧客数は57社だった。

 総受注の内訳を見ると、単通路機はA220ファミリーが49機、A320ファミリーが656機。双通路機はA330が102機、A350が193機となり、大型機の受注積み増しが目立った。

 キャンセル分を差し引いた純受注889機を機種ごとに見ると、A220は44機(前年はマイナス9機)、A320ファミリーは560機(同615機)、A330は100機(同82機)、A350は185機(同138機)となった。

 A350の内訳(ネット)は、A350-900が83機、A350-1000が82機で、開発中の次世代大型貨物機A350Fは20機。A330はA330-900が98機と大半を占めた。

 2025年12月末時点の受注残(バックログ)は8754機。このうちワイドボディ機は1124機で、いずれも年末時点の過去最高を記録した。

 国内では、全日本空輸(ANA/NH)を傘下に持つANAホールディングス(ANAHD、9202)がA321neoを24機、超長距離型A321XLRを3機の計27機を発注。A321neoはANA向けの追加発注と、ANAHD傘下のLCCであるピーチ・アビエーション(APJ/MM)向けの新規発注で、国内初導入となるA321XLRはピーチ向けに発注した(関連記事)。

 2025年通期の決算発表は、2月19日を予定している。

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