本田技研工業(7267)の米国子会社ホンダ エアクラフト カンパニー(HACI)は、小型ビジネスジェット機「HondaJet(ホンダジェット)」の性能を向上させる新パッケージ「APMG S(エーピーエムジー エス)」を、2025年12月に発売した。初期型のHondaJetに適用することで、性能向上型「HondaJet Elite S(エリートS)」と同等の技術を提供できるという。

新パッケージ「APMG S」を適用したホンダジェット(ホンダ提供)
APMG Sは、特定の天候条件下での運用性能を高めて安全性を向上させるシステム「ASAS(Advanced Steering Augmentation System)」を導入し、操縦精度や横風対応能力を拡大させる。最大離陸重量が300ポンド(136キロ)増加するほか、離着陸時の重量を積載量や燃料情報から自動で推定し、グラフィカル表示する重量・重心計算機能を追加する。このほか、アビオニクスをソフトウェアとハードウェア両面でアップグレードし、処理速度を向上させる。
新パッケージは初期型のHondaJetのほか、2018年10月に発売した初期型機向けオプション「HondaJet APMGパフォーマンスパッケージ」を適用済みの機体に導入できる。APMG SはFAA(米国連邦航空局)の認証をすでに取得しており、米国で提供を始めている。今後は各国の航空局から認証を取得後、順次世界展開していく見通し。
またHACIは、APMG Sを適用した中古機の販売を計画しており、年内に米国での開始を予定している。
HondaJetは2015年12月に納入を始め、昨年で発売10周年を迎えた。現在は、米大陸の横断が可能となる新型の小型ビジネスジェット機「HondaJet Echelon(ホンダジェット・エシュロン)」の開発を進めている。

新パッケージ「APMG S」を適用したホンダジェット(ホンダ提供)

新パッケージ「APMG S」を適用したホンダジェット(ホンダ提供)
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