空港, 需要, 需要実績 — 2025年12月26日 05:56 JST

中部空港、訪日客4カ月ぶり前年割れ 総旅客数2%増95万人=11月実績

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 中部空港(セントレア)を運営する中部国際空港会社(CJIAC)が発表した2025年11月実績の速報値によると、国際線と国内線を合わせた総旅客数は2%増の95万5067人だった。2019年同月比では15%減で、コロナ前の8割超えの回復が続く。一方、訪日客は4カ月ぶりに前年割れとなった。

11月の国際線外国人旅客が前年を割り込んだ中部空港=PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 旅客数の内訳は、国際線が前年同月比6%増(19年同月比22%減)の43万6100人で、4カ月連続で前年同月を上回った。国際線のうち日本人は17%増の18万5000人、外国人は1%減の25万1100人で、4カ月ぶりに前年を下回った。国内線は2%減(8%減)の51万8967人で、1年1カ月ぶりに前年同月を割り込んだ。

 総発着回数は4%減(22%減)の7476回で、内訳は国際線が4%減の3009回、国内線は4%減の4467回だった。国際線のうち旅客便は7%増の2605回、貨物便は28%減の338回、その他が69%減の66回だった。

 国際貨物取扱量は7%減(26%減)の1万993トン、国内貨物取扱量は21%減の733トン、給油量は14%減の3万8428キロリットル、構内営業売上高は7%増(21%減)の27億8300万円だった。

 構内営業売上高のうち、免税店は5%増(37%減)の13億7700万円。一般物販店は10%増の8億1000万円で、飲食店は6%増の5億9600万円だった。

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