エアバスは現地時間6月18日、台湾のスターラックス航空(星宇航空、SJX/JX)がA350-1000型機を10機追加発注したと発表した。2031年以降に長距離国際線へ投入を計画している。今回の契約で同型機の発注は18機となった。

スターラックス航空のA350-1000(イメージ、エアバス提供)
スターラックスは、A350-900を10機、A330neoを5機、A321neoを13機のエアバス機計28機を運航。また、18機のA350-1000や、10機のA350F貨物機など30機の発注残がある。
A350は、標準型のA350-900と長胴型のA350-1000の旅客型2機種、開発を進めている貨物型のA350Fの計3機種で構成。A350-1000の航続距離は1万8000キロ(9700海里)で、燃料消費量とCO2(二酸化炭素)排出量は、旧世代機と比べて25%削減できるという。エンジンは英ロールス・ロイス製Trent XWB-97を搭載している。
A350ファミリーの受注は累計1390機超となり、現在38社が650機以上を主に長距離路線に投入している。
・台湾スターラックス航空、A350F貨物機を5機追加発注(25年1月9日)
・台湾スターラックス航空、A350F貨物機5機発注 A330neoも3機追加(24年2月21日)
・台湾スターラックス航空、A350初受領 4月にロサンゼルス就航(22年10月29日)
・台湾新興スターラックス、A350を17機発注 2020年就航へ(19年3月21日)