神戸空港を運営する関西エアポート神戸は6月12日、軽量で薄い特長のある太陽電池「ペロブスカイト太陽電池」の実証実験を始めると発表した。2050年のカーボンニュートラル実現に向け、将来的な再生可能エネルギーの導入拡大を見据えたもので、神戸市と積水化学工業(4204)の2者と連携して制限区域内に設置し、2027年3月まで検証する。積水化学によると、空港制限区域内でのフィルム型ペロブスカイト太陽電池の設置は、国内初の取り組みだという。

神戸空港の制限区域に設置するフィルム型ペロブスカイト太陽電池(積水化学提供)
フィルム型ペロブスカイト太陽電池を使用した実証実験で、神戸空港の制限区域内にある緑地帯に防草シート上に設置し、その上に約50平方メートルの太陽電池を置く。実証実験では、空港特有の耐風性能や施工方法、耐久性・発電効率などを検証する。
ペロブスカイト太陽電池は日本発の技術で、重量がある一般的な「シリコン系太陽電池」と比べ軽量・薄型で柔軟なのが特長。従来の太陽電池の設置が難しかった場所への導入が期待できる。
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