関西・伊丹の2空港を運営する関西エアポート(KAP)は5月21日、自走式のロボット芝刈機の本格運用を4月1日に始めたと発表した。両空港ともロボット芝刈機の導入は初めてで、作業員の負担軽減や廃棄物の削減に加え、見栄え向上も狙う。

KAPが関空で導入したやまびこのロボット芝刈機「TM-2000」(やまびこの資料から)
関空には2台、伊丹には3台導入し、空港敷地内の緑地を維持・管理する。それぞれ専用のアプリで稼働状況の確認や遠隔操作も可能で、KAPは今回のロボット芝刈機でDX(デジタルトランスフォーメーション)を進め、空港運用の作業効率化を図る。
導入したロボット芝刈機は、関空がやまびこ(6250)の「ECHO ROBOTICS TM-2000」。伊丹にはハスクバーナ・ゼノア(本社・スウェーデン)の「AUTOMOWER」を導入し、2駆タイプの「430X」が2台、4駆タイプの「435X AWD」が1台稼働している。

KAPが関空で導入したやまびこのロボット芝刈機「TM-2000」(やまびこのサイトから)

KAPが伊丹で導入したハスクバーナ・ゼノアのロボット芝刈機「430X」(ハスクバーナ・ゼノアのサイトから)

KAPが伊丹で導入したハスクバーナ・ゼノアのロボット芝刈機「435X AWD」(ハスクバーナ・ゼノアのサイトから)
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