日本航空(JAL/JL、9201)は、国際線特典航空券の必要マイル数を6月10日発券分から変更する。ファーストクラスからエコノミークラスまで、全4クラスで必要マイル数が見直され、欧米への長距離路線のファーストクラスは片道10万マイルを超えるなど、大幅な引き上げがみられた。

JAL A350-1000の個室ファーストクラス=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
ファーストクラスは、ローシーズン(L)、レギュラーシーズン(R)、ハイシーズン(H)の3段階で必要マイル数を設定。すべてのシーズンで必要マイル数が増える。片道の必要マイル数はレギュラーの場合、ニューヨークなど北米は現在の必要マイル数と比べて4万マイル増の12万5000マイル、ロンドンやパリなど欧州は3万マイル増の12万5000マイルとなり、ハワイのホノルルは4万マイル増の10万マイルなど、大幅に引き上げられている。
北米や欧州の場合、正月休み以降の1月から2月までや4月などのローシーズンが11万マイル、レギュラーが12万5000マイル、ゴールデンウイークや夏休み、年末年始といったハイシーズンが14万マイル。ハワイはローシーズンが9万マイル、レギュラーが10万マイル、ハイシーズンが11万マイルなどとなっている。

JAL A350-1000の個室ビジネスクラス=24年1月15日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
ビジネスクラスは、ロンドンとパリが2000マイル引き上げとなる5万7000マイル、フランクフルトとヘルシンキは5万5000マイルで据え置く。北米は5000マイル引き上げて5万5000マイルになる。ハワイのホノルルは3000マイル増の4万3000マイル、コナは5000マイル増の4万5000マイルなどとなっている。
プレエコは、ロンドンとパリが5000マイル増の4万マイル、フランクフルトとヘルシンキは3000マイル増の3万8000マイル。北米は7500マイル引き上げて4万マイル、ホノルルは3万マイルで据え置くが、コナは5000マイル引き上げて3万5000マイルなどとなっている。
エコノミークラスは、ロンドン(JL43/44便)とパリが1000マイル(JL43/44便以外は4500マイル)増の2万7000マイル、フランクフルトは2万3000マイルで据え置き、ヘルシンキは500マイル引き下げて2万3000マイルとなる。北米は2000マイル引き上げて2万7000マイル、ホノルルは2万マイルで据え置くが、コナは5000マイル引き上げて2万5000マイルなどとなっている。
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(1)ダブルベッドも可能な個室ファーストクラス
(2)個室内で完結する足もと広々ビジネスクラス
(3)後ろを気にせず電動リクライニングできるプレエコ
(4)4K13インチ画面エコノミーは快適さ追求