エアバス, エアライン, 機体, 空港 — 2025年2月15日 23:59 JST

伊ITAのA350、アリタリアロゴ初便は羽田行き

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 イタリアのITAエアウェイズ(ITY/AZ)は日本時間2月15日、前身となるアリタリア-イタリア航空のロゴを描いたエアバスA350-900型機(登録記号EI-IFA)の運航を、現地時間15日のローマ(フィウミチーノ)発羽田行きAZ792便から始めると発表した。

*羽田へ初便到着の記事はこちら

アリタリアのロゴが描かれたITAエアウェイズのA350-900(同社Xから)

 アリタリアのロゴを用いたブランドメッセージ「Inspired by Alitalia」は機体後部にデカールで描かれ、A350-900のほかA321neo、A220-100にも展開し計3機になるという。A321neoとA220は、3月30日開始の夏ダイヤ期間に登場する見通し。

 ITAは、経営破綻したアリタリアに代わる航空会社として国営でスタート。今年1月18日に、ルフトハンザ ドイツ航空(DLH/LH)を中核とするルフトハンザ・グループが株式を取得して子会社化しており、夏ダイヤからはフランクフルト空港とミュンヘン空港でルフトハンザ・グループが乗り入れるターミナルへ移転し、コードシェア(共同運航)やラウンジの相互利用も始める。

 ITAが加盟するアライアンス(航空連合)は、これまでスカイチームだったが、ルフトハンザと同じスターアライアンスへ移籍を予定。加盟準備を進めており、スターアライアンスへの正式加盟は2026年上期となる見通し。

アリタリアのロゴが描かれたITAエアウェイズのA350-900(同社Xから)

アリタリアのロゴが描かれたITAエアウェイズのA350-900(同社Xから)

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