エアライン, 解説・コラム — 2021年10月15日 23:44 JST

伊ITAエアウェイズが運航開始 羽田就航も、アリタリアに代わる新国営航空会社

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 経営破綻したアリタリア-イタリア航空(AZA/AZ)に代わる国営航空会社ITAエアウェイズ(ITY/AZ)が現地時間10月15日に就航した。ローマのフィウミチーノ空港とミラノ・リナーテ空港を拠点とし、国内線16路線と短中距離国際線19路線から運航を開始し、長距離国際線は羽田やニューヨークなどから始める見通し。

ITAエアウェイズのウェブサイト

 ITAエアウェイズはイタリアの経済開発省が100%出資する国営企業で、2020年11月設立。就航時の機材はワイドボディー機7機とナローボディー機45機の計52機で、2022年はワイドボディー13機とナローボディー65機の計78機に増やす。2025年末にはワイドボディ23機とナローボディー82機の105機に拡大して7割を新世代機に置き換え、74都市に89路線を運航する計画を示している。

 イタリア国内の就航地は、ローマ・フィウミチーノ、ミラノ・リナーテ、ブリンディジ、ボローニャ、バーリ、カターニア、ジェノバ、ナポリ、パレルモ、ペスカーラ、レッジョ・カラブリア、ラメツィア・テルメ、トリノ、トリエステ、ヴェネツィア、ヴェローナで、2022年3月からフィレンツェに就航を予定している。

 欧州と北アフリカ、中東は、アルジェ、アムステルダム、アテネ、バルセロナ、ブリュッセル、デュッセルドルフ、フランクフルト、ジュネーブ、カイロ、ロンドン・ヒースロー、マドリード、マルタ、モナコ、ニース、パリ・シャルル・ド・ゴール、パリ・オルリー、、ティラナ、テルアビブ、チュニス、チューリッヒ。2022年3月からはルクセンブルクとシュトゥットガルト、6月からマラガ、7月からマルセイユとバレンシア、8月からベオグラードとソフィアへ就航する見込み。

ITAエアウェイズのロゴ

 長距離国際線は、羽田、ニューヨーク、ボストン、マイアミから就航する計画で、2022年3月からブエノスアイレスやサンパウロ、ワシントンD.C.、ロサンゼルスへ乗り入れる見通し。

 破綻したアリタリアは14日で運航を終え、75年の歴史に幕を下ろした。航空券の払い戻しなどに応じている。

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ITA Airways
アリタリア航空運航中止のお知らせ
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