エアバス, エアライン, 機体, 空港 — 2024年12月6日 22:44 JST

JAL A350-1000、8号機がトゥールーズ離陸 7号機と納入順入れ替え

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 日本航空(JAL/JL、9201)の新長距離国際線機材エアバスA350-1000型機の8号機(登録記号JA08WJ)が現地時間12月6日午後2時39分(日本時間同日午後10時39分)すぎ、エアバスの最終組立工場がある仏トゥールーズを離陸し、羽田空港へ向かった。フェリーフライトの便名はJL8102便で、羽田には7日午前11時ごろ到着する見通し。

*羽田到着の記事はこちら

トゥールーズを離陸するJALのA350-1000 JA08WJ(Flightradar24から、実際の位置とは誤差がある場合があります)

トゥールーズを離陸するJALのA350-1000初号機(資料写真)=23年12月14日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 今年度は発注した13機のうち、8機を受領する計画を進めているが、7号機(JA07WJ)はエアバスの組立スケジュールに変更が生じたため、引き渡しの順番が入れ替わり、8号機を先に受領した。JALは国内線機材としてA350-900を16機受領しているが、A350の納入順序が入れ替わったのは今回が初めて。

 A350-1000はJALの新たな国際線フラッグシップで、今年1月24日に1路線目の羽田-ニューヨーク線、4月17日に2路線目のダラス・フォートワース線に就航。ファーストクラスとビジネスクラスはJAL初の個室タイプのシートを採用した。初の欧州路線となる3路線目のロンドン線には、10月24日から隔日で投入している。

JAL A350-1000の個室ファーストクラス=24年1月15日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

JAL A350-1000の個室ビジネスクラス=24年1月15日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 座席数は4クラス239席で、ファーストが6席(1列1-1-1席)、ビジネスが54席(同1-2-1席)、プレミアムエコノミーが24席(同2-4-2席)、エコノミーが155席(同3-3-3席)。ファーストクラスは座席上のオーバーヘッドビン(手荷物収納棚)をすべてなくし、ビジネスは窓側のみとすることで開放感のある客室に仕上げた。

 JALはA350-1000を置き換え対象の777-300ERと同じ13機導入する計画。2025年度には11機体制となり、パリや米西海岸などを軸に投入路線の検討を進める。

羽田A滑走路へ着陸するJALのA350-1000 8号機=24年12月7日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

関連リンク
JAL国際線 AIRBUS A350-1000
日本航空

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動画(YouTube Aviation Wireチャンネル
JAL A350-1000 ロンドン線初便 羽田出発

A350-1000ロンドン初便
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写真特集・JAL新旗艦機A350-1000
(1)ダブルベッドも可能な個室ファーストクラス
(2)個室内で完結する足もと広々ビジネスクラス
(3)後ろを気にせず電動リクライニングできるプレエコ
(4)4K13インチ画面エコノミーは快適さ追求