エアバス, エアライン, 機体 — 2024年4月25日 12:30 JST

独コンドル航空、A320neo初号機受領

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 エアバスは現地時間4月24日、ドイツのコンドル航空(CFG/DE)が同社向け初号機となるA320neo(登録記号D-ANCZ)を受領したと発表した。初号機はアイルランドに本社を置く航空機リース会社アボロンからリース導入した。

コンドル航空のA320neo初号機(エアバス提供)

 コンドル航空はA320neoファミリーをリースと購入機で41機導入する計画で、A320ceo(従来型A320)とA321ceo、ボーイング757-300型機を置き換える。内訳はA320neoが13機、A321neoが28機で、エアバスの新客室内装「Airspace(エアスペース)」を採用。エンジンはプラット&ホイットニー(PW)製PW1100G-JMシリーズを選択した。

 エアバスのエアスペースは双通路機のA350の内装をベースとし、大型化した手荷物収納棚やLED照明、新しい窓の日よけ、抗菌仕様などを採用した。これまで5つのカバンを収納していた手荷物収納棚には、エアスペースにより8つ収納できるようになる。

 コンドルは1955年に設立。フランクフルトとデュッセルドルフを拠点に、欧州や地中海などへの観光路線を運航している。当初はルフトハンザ ドイツ航空(DLH/LH)を中核とするルフトハンザ・グループに所属していた。2019年の英トーマス・クック・グループ破綻までは、同グループの子会社だった。

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