エアライン — 2024年4月4日 11:25 JST

エールフランスとKLM、ブリュッセル駅のチェックイン施設改装 航空・鉄道の接続強化

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 エールフランス-KLMグループ傘下のエールフランス航空(AFR/AF)とKLMオランダ航空(KLM/KL)の2社は、ベルギーのブリュッセル南駅にあるチェックイン施設「Air&Railチェックインラウンジ」を全面改装し、現地時間3月26日に新装開業した。グループ2社は2001年3月から同駅経由の鉄道接続便を導入しており、利便性向上を図っている。

全面改装したブリュッセル南駅の「Air&Railチェックインラウンジ」(KLMオランダ航空提供)

 両社は欧州内の短距離路線と並行して鉄道路線の導入を進めており、これまでに450万席以上を供給している。KLMオランダ航空のマルヤン・リンテル社長兼CEO(最高経営責任者)は鉄道路線について「航空便に代わるより良い選択肢として、プロジェクトへの投資を継続する」とし、パートナーと緊密な協業を続けるとした。

 ブリュッセル南駅は欧州各地を結ぶ高速鉄道が発着し、エールフランスが拠点とするシャルル・ド・ゴール空港や、KLMが拠点とするスキポール空港へも乗換なしで移動できる。

 Air&Railはオンラインでのチェックインにも対応し、KLMの乗客は出発時間の30時間前から30分前まで利用できる。エールフランスの場合、ブリュッセル南駅から日本までのスルーチェックインにも対応する。同駅のチェックインラウンジの営業時間は午前5時30分から午後6時30分まで。

ブリュッセル南駅の「Air&Railチェックインラウンジ」を全面改装を記念しテープカットするKLMのリンテル社長(右から3人目)ら(同社提供)

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エールフランス航空
KLMオランダ航空
Brussels Midi/Zuid(eurostar)

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