国土交通省は1月5日、羽田空港のC滑走路(RWY16L/34R)を8日から再開する見込みだと発表した。4本ある滑走路のうち、2日の衝突事故発生後、C滑走路のみ閉鎖が続いている。海上保安庁機MA722(ボンバルディアDHC-8-Q300、登録記号JA722A)の撤去作業は4日夕方から、日本航空(JAL/JL、9201)のエアバスA350-900型機(札幌発羽田行きJL516便、JA13XJ)は5日午前10時37分から始まった。
*8日午前0時再開。記事はこちら。
JAL機の撤去作業現場には、ショベルカー3台や大型トラックなどが入り、焼け落ちた機体を胴体と主翼に分けて格納庫へ運ぶ。周辺には航空局の空港消防車が待機していた。5日午後6時30分すぎの時点で、海保機の機体は滑走路上からは撤去されていた。
5日の国内線は、JALと全日本空輸(ANA/NH)の2社だけで200便が欠航し、約3万3560人に影響。6日は両社で196便が欠航し、約3万2300人に影響が出る見通し。7日はJALが98便、ANAが96便の計194便が欠航となり、両社で約3万1190人に影響が及ぶ見込み。
羽田空港のC滑走路閉鎖により、欠航や遅延などが生じていることから、JALは4日に札幌(新千歳)発成田行きの臨時便をエアバスA350-900型機で1便運航。6日は成田-札幌線3便、7日は同4便を設定した。ANAは、成田-札幌(新千歳)、伊丹、福岡の3路線に臨時便を設定し、5日は11便、6日と7日は13便ずつ運航する。
関連リンク
運航の見通し(JAL)
運航の見通し(ANA)
日本航空
全日本空輸
1/8午前0時再開
羽田C滑走路、8日午前0時から再開 事故前の処理水準に(24年1月7日)
成田臨時便
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