エアバス, エアライン, 官公庁, 機体 — 2024年1月3日 00:31 JST

エアバス、日本に専門チーム派遣 羽田事故で

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 エアバスは現地時間1月2日(日本時間3日)、羽田空港のC滑走路で2日午後5時47分に発生した海上保安庁機(MA722、ボンバルディアDHC-8-Q300、登録記号JA722A)と日本航空(JAL/JL、9201)の札幌(新千歳)発羽田行きJL516便(エアバスA350-900型機、MSN538、JA13XJ)が衝突炎上した事故を受け、専門チームを派遣すると発表した。

JALのA350-900 JA13XJ=22年1月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 エアバスは、機体の製造国であるフランスのBEA(フランス航空事故調査局)と日本の運輸安全委員会(JTSB)が実施する調査に対し、技術支援を行う。

 JL516便は午後4時15分(定刻午後3時50分)に札幌を出発し、午後5時47分に着陸。乗客367人(幼児8人含む)と乗員12人(パイロット3人、客室乗務員9人)の計379人が搭乗していたが全員脱出した。JALによると、午後6時5分にランプ内の安全な場所へ避難したという。着陸は通常通りだったとしており、今後警察やJTSBなどが調査にあたる。海保機には6人が搭乗していたが、機長を除く5人の死亡が確認された。

 炎上したA350はJALの同型機では13号機で、座席数は3クラス369席(ファーストクラス12席、クラスJ 94席、普通席263席)。2021年11月10日にエアバスから引き渡され、羽田には同月13日午後3時30分に到着し、同月18日に就航した。

 閉鎖されていた羽田空港の滑走路は、4本ある滑走路のうち、事故が起きたC滑走路を除いて2日午後9時30分に運用が再開された。

*羽田事故の続報はこちら

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