エアライン — 2023年12月31日 18:59 JST

ジェットスター、元日もスト続行 欠航10便、累計8千人に影響

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 ジェットスター・ジャパン(JJP/GK)は12月31日、一部のパイロットと客室乗務員が実施しているストライキの影響で、あす2024年1月1日の国内線10便が欠航し約1700人に影響が生じると発表した。国内の航空会社が今回の年末年始期間としている28日以降、ストが直接の原因となる累計欠航便数は国内線46便、影響者数は約8000人にのぼる。

2024年の元日もストが続くジェットスター・ジャパン=PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 1日に欠航するのは、成田を午前8時10分に出発予定だった札幌(新千歳)行きGK105便、札幌発成田行きGK104便、成田発熊本行きGK613便、熊本発成田行きGK614便、成田発那覇行きGK305便、那覇発成田行きGK306便、成田発福岡行きGK515便、福岡発成田行きGK516便、成田発札幌行きGK117便、札幌発成田行きGK118便の国内線10便。1日に運航予定の国内線114便のうち約9%にあたる。国際線は通常通り運航する。

 ストを実施しているのは、同社のパイロットと客室乗務員のうち、一部が所属する労働組合「ジェットスター・クルー・アソシエーション(JCA、木本薫子執行委員長)」の組合員。今年8月以降、一部の未払い残業代の支払いについて会社と組合が交渉を進めてきたが時間外労働の算出方法などで合意に至らず、12月22日から2024年1月7日までの予定でストを実施している。

 会社側は、国の中央労働委員会(中労委)に所定労働時間の調停を申し入れており、年明けに始まる見通し。組合側と団体交渉などの話し合いを進めると同時に、第三者機関である中労委を通じて論点を整理したいという。

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