エアライン, ボーイング, 機体 — 2023年12月28日 15:47 JST

ZIPAIR、8号機が1/3成田着 元JALジブリ塗装機

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 ZIPAIR(ジップエア、TZP/ZG)のボーイング787-8型機の8号機(登録記号JA828J)が、2024年1月3日朝に成田空港へ到着する見通しだ。6号機(JA827J)と同様、親会社の日本航空(JAL/JL、9201)が運航していた機体を改修したもので、初便は6日の成田午後5時発のバンコク行きZG51便を計画している。

ZIPAIRの787-8=23年11月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 8号機は改修作業を実施している中国のアモイ(厦門)を現地時間3日午前1時30分に出発し、成田には同日午前6時5分に到着する見通し。同機はJALの787では5号機だった機体で、2012年にはスタジオジブリとJALが共同で進めていた「空を飛ぶ。」プロジェクトの特別塗装機として運航された。

 座席数は従来と同じ2クラス290席で、フルフラットシートを採用した「ZIP Full-Flat(ジップ・フルフラット)」が18席、エコノミークラス「Standard(スタンダード)」が272席となる。

12年にJALとジブリによる特別塗装機として運航されたJA828J=12年10月13日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ZIPAIRは、JALが100%出資する中長距離国際線LCC(低コスト航空会社)。受領済みの7機のうち、5号機(JA850J)と7号機(JA851J)が新造機で、残り5機はJALが運航していた初期受領機を改修した機体となっている。

 現在は7機で成田-バンコク、ソウル(仁川)、ホノルル、シンガポール、ロサンゼルス、サンノゼ、サンフランシスコ、マニラの国際線8路線を運航。このうち3路線が米本土路線で、3月13日にはカナダのバンクーバーへ就航する。

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機内の動画(YouTube Aviation Wireチャンネル
ZIPAIR 787-8 JA822J機内公開 フルフラットシートも

写真特集・ZIPAIR 787-8の機内
(1)フルフラット上級席ZIP Full-Flatは長時間も快適
(2)個人用モニターなし、タブレット置きと電源完備のレカロ製普通席
(3)LCC初のウォシュレット付きトイレ

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