ボーイング, 機体 — 2023年10月17日 10:28 JST

737MAXのビジネスジェット、客室セミオーダー化で低コスト短納期 BBJ 737-7向け

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 ボーイングは現地時間10月16日(日本時間17日)、小型機737 MAXのビジネスジェット仕様「BBJ 737-7」の客室をセミオーダーする新サービス「BBJセレクト」を発表した。製造コスト削減と納期短縮を実現し、機体の総購入価格も引き下げるという。

BBJ 737-7向けセミオーダーサービス「BBJセレクト」の客室(ボーイング提供)

 BBJ 737-7は、737 MAXファミリーで胴体がもっとも短い737-7(737 MAX 7)のビジネスジェット仕様。BBJセレクトは、ボーイングがあらかじめ客室のレイアウトなどを設計し、機内の各セクションをモジュール化したもので、顧客は144種類の中から選択する。

 ボーイングによると、完全なオーダーメイドのインテリアを考える時間や必要性のない顧客向けに提供する。

 カラーリングは3種類から選べ、モジュールは個人向け、ビジネス向け、国家元首向けなどさまざまなニーズに応えるという。モジュールの設計はアロフト・エアロアーキテクツ、グリーンポイント・テクノロジーズの2社と共同で行った。

 BBJ 737 MAXファミリーは3機種で構成するが、今回発表したBBJセレクトは737-7のみ。

 BBJ 737-7はノンストップで15時間以上飛行でき、航続距離は6604海里(1万2230キロ)。737 MAXファミリーのうち、標準型の737-8(737 MAX 8)をベースとするBBJ 737-8は航続距離6465海里(1万1973キロ)、長胴型の737-9(737 MAX 9)がベースのBBJ 737-9は6355海里(1万1769キロ)となる。

BBJ 737-7(ボーイング提供)

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