エアライン — 2023年9月26日 17:31 JST

ANA、NCA子会社化延期 24年2月予定

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 全日本空輸(ANA/NH)を傘下に持つANAホールディングス(ANAHD、9202)は9月26日、日本貨物航空(NCA/KZ)の子会社化の予定日を2024年2月1日に延期したと発表した。国内外の関係当局による企業結合審査の完了までに要する時間などを勘案したという。

NCAの完全子会社化を2月に延期したANAホールディングス=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 当初は10月1日を予定していた。今回のNCA完全子会社化が、ANAHDの2024年3月期以降の業績に与える影響は「精査中」としている。

 ANAは、かつてNCAに27.59%出資していたが、2005年に全株式を日本郵船(9101)へ譲渡。欧米への貨物便を多く運航するNCAを傘下に収めることで、航空貨物事業を拡大する。

 NCAの子会社化は簡易株式交換により実施し、株主総会の決議による承認を受けずに行う見通し。将来的にANAの貨物事業との統合・再編を目指す。

 ANAグループの貨物事業会社ANAカーゴ(ANA Cargo)は、貨物専用機を11機運航。内訳は大型貨物機のボーイング777Fが2機、中型貨物機の767Fが9機で、2028年以降に次世代大型機777Xの貨物型777-8Fを2機受領する見通し。

 NCAは15機保有し、このうち大型貨物機の747-8Fを8機運航中。残り7機は747-400Fで、すべて他社へリースしている。また、NCAが自己株式として保有してた全部取得条項付種類株式の全7億9097万3000株は、8月25日付で消却している。

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