エアライン — 2023年8月27日 22:58 JST

NCA、自己株式をすべて消却 ANAが10月子会社化

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 日本貨物航空(NCA/KZ)は、自己株式として保有する全部取得条項付種類株式の全7億9097万3000株を8月25日付で消却した。全日本空輸(ANA/NH)を傘下に持つANAホールディングス(ANAHD、9202)が、10月1日にNCAを完全子会社化する手続きの一環。

自己株式をすべて消却したNCA=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ANAは、かつてNCAに27.59%出資していたが、2005年に全株式を日本郵船(9101)へ譲渡した。欧米への貨物便を多く運航するNCAを傘下に収めることで、航空貨物事業を拡大する。

 NCAの子会社化は簡易株式交換により実施し、株主総会の決議による承認を受けずに行う見通し。将来的にANAの貨物事業との統合・再編を目指す。

 ANAグループの貨物事業会社ANAカーゴ(ANA Cargo)は、貨物専用機を11機運航。内訳は大型貨物機のボーイング777Fが2機、中型貨物機の767Fが9機で、2028年以降に次世代大型機777Xの貨物型777-8Fを2機受領する見通し。

 NCAは15機保有し、このうち大型貨物機の747-8Fを8機運航中。残り7機は747-400Fで、すべて他社へリースしている。

関連リンク
全日本空輸
ANAカーゴ
日本貨物航空

10月子会社化へ
ANA、NCAを10月子会社化 貨物事業を統合再編へ(23年7月10日)
ANA、NCAを子会社化へ 欧米貨物便を強化(23年3月7日)

18年度からコードシェア
ANAとNCAが業務提携 18年度からコードシェア(18年2月27日)

ANAの事業戦略
ANA、787を2030年度100機超 非航空の収益力強化=新中期経営戦略(23年2月15日)
ANA、777X貨物機と737MAX発注 片野坂HD会長「安全性保証されていると確信」(22年7月19日)
ANA、成田に貨物便集約 アジア-欧米間の取込強化、収益向上へ(21年2月5日)

JALはヤマトと貨物事業
JALはなぜ”禁じ手”貨物機を解禁するのか 特集・ヤマトと組むコロナ後の貨物戦略(23年5月4日)
JAL、貨物機を13年ぶり導入 767旅客機を改修、23年度末から東アジアに(23年5月2日)
JALとヤマトのA321貨物機、なぜスプリング・ジャパンが飛ばすのか(22年11月22日)