エアライン, 空港 — 2023年9月12日 16:18 JST

BA、羽田-ロンドン線ダブルデイリー再開へ 制服は20年ぶり刷新

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 ブリティッシュ・エアウェイズ(BAW/BA)は、ロンドン-羽田線を2023年3月31日開始の夏ダイヤ期間内から週14往復(1日2往復)のダブルデイリーを再開する計画だ。現在は週11往復で、ファーストクラスを現地時間9月1日のロンドン発から再導入し、10月31日からは個室タイプの最新ビジネスクラス「クラブスイート」を導入し、英国への渡航需要を喚起する。

ブリティッシュ・エアウェイズのレイシーCCO(中央右)と新制服を着用した客室乗務員=23年9月11日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 クラブスイートは1列1-2-1席配列で、フルフラットシートと通路へのドアを備える。個人用モニターは18.5インチで、収納スペースを40%増やし、Wi-Fi機器による機内インターネット接続サービスも提供する。羽田線の場合、10月31日からボーイング777-300ER型機で運航するロンドン発羽田行きBA5便と折り返しの羽田発BA6便で利用できる。

 都内で会見したBAのコルム・レイシーCCO(最高商務責任者)は9月11日、羽田線の需要動向について「レジャー需要が強含んでいるが、出張でビジネスクラスを利用するビジネス需要も戻りつつある」と語った。「特に日英間では定年退職した人のように、レジャーでビジネスクラスを利用する層も重要。羽田線の利用者が毎月増えているのは明確だ」と述べた。

ブリティッシュ・エアウェイズの新ビジネスクラス「クラブスイート」(同社提供)

 羽田線の機材は、787-9(4クラス216席)と777-300ER(4クラス297席)が当面中心となる。2019年に受領を開始したエアバスA350-1000型機の羽田投入の可能性について、レイシー氏は「冬ダイヤは787-9と777-300ERで運航するが、週14往復に増便する夏ダイヤの機材は現段階で決定していない。どのような実績があり、どのような需要傾向があるのか、経済活動が活発になっているかなどで決めていく」と述べるにとどめた。

 また、BAは20年ぶりに客室乗務員とグランドスタッフ(地上旅客係員)の制服を刷新。ガーナ系英国人ファッションデザイナー、オズワルド・ボーテング氏の手によるもので、9月末までに順次切り替えていくという。

運航スケジュール(10月30日まで)
ロンドン→羽田
BA7 ロンドン(09:35)→羽田(翌日07:10)運航日:毎日
BA5 ロンドン(13:20)→羽田(翌日10:55)運航日:月水金日

羽田→ロンドン
BA8 羽田(08:50)→ロンドン(15:30)運航日:毎日
BA6 羽田(13:15)→ロンドン(19:55)運航日:月火木土

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