エアライン — 2023年8月21日 07:30 JST

キャセイパシフィック・カーゴ、IATAのリチウム電池認証取得

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 キャセイパシフィック航空(CPA/CX)グループのキャセイパシフィック・カーゴは、IATA(国際航空運送協会)が定めるリチウムイオン電池の航空輸送品質認証「CEIVリチウム電池認証(CEIV Li-batt)」を取得した。

IATAからリチウムイオン電池の航空輸送品質認証「CEIV Li-batt」を取得したキャセイパシフィック航空(同社提供)

 CEIV Li-battは、サプライチェーン全体でリチウムイオン電池の安全な取り扱いと輸送を行うための専門性と、品質管理レベルの向上に向けた国際基準を定めている。

 キャセイパシフィックでは、医薬品(CEIV Pharma)、生鮮食品(CEIV Fresh)、動物(CEIV Live Animals)に続く貨物輸送の品質認証取得。グループで香港国際空港の貨物施設、キャセイカーゴ・ターミナルと同時取得となった。

 リチウムイオン電池は、充電方法の取り扱いや貨物ラベルの表示に誤りがあった場合、火災を引き起こす可能性がある。2016年には、韓国サムスン電子製スマートフォン「Galaxy Note7(ギャラクシーノート7)」のリチウムイオン電池が爆発する事故が世界各地で相次いだことを受け、国土交通省航空局(JCAB)が日本国内の航空会社に対し、該当製品の機内への持ち込みや受託手荷物としての扱いを制限するよう要請した事例がある。

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Cathay Pacific Cargo
IATA

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