エアライン, 企業 — 2013年10月17日 21:00 JST

JALとファミリーマート提携 買い物マイル2倍、相互送客目指す

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 日本航空(JAL、9201)とファミリーマートは10月17日、業務提携することで合意した。11月1日から全国のファミリーマート約1万店で、JALのマイルが現在と比べて2倍たまるようになる。また、ためたJALのマイルをファミリーマートの特典へ交換できるようになる。シニア層が多いJALと、若年層に強いファミリーマートが相互に送客したい考え。

業務提携の記念撮影に応じるJALの植木社長(中央右)とファミリーマートの中山社長(中央左)=10月17日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ファミリーマートでは現在、JALカードや電子マネーWAONが付いたJALマイレージバンク(JMB)カードを使用すると、WAON付きJMBカードでの電子決済(WAON払い)が200円につき1マイル、JALカードでのクレジット払いは最大100円で1マイルがたまる。新サービスでは、WAON付きJMBカードは200円につき2マイル、JALカードは最大100円につき2マイルと、2倍になる。

 ためたJALマイルは、1万マイル以上1万マイル単位で、1万500円分のファミリーマート専用プリペイドカードへ交換できる。ファミリーマートの九州南部や沖縄の店舗では、全日本空輸(ANA)とサービスを限定して提携しているが、全国規模の提携は航空会社ではJALが初めて。今後も同地域でのANAとの提携は継続するという。

 羽田と伊丹両空港のJALの国内線ラウンジでは、ファミリーマートのプライベートブランド「ファミリーマート コレクション」の菓子などを11月1日から提供。対象は羽田のダイヤモンド・プレミアラウンジと、伊丹のサクララウンジで、「おとなのおやつ じゃがビー バジルソルト味」を用意する。

 ラウンジでの提供商品はテストマーケティングの意味合いもあり、定期的に見直す。ファミリーマートによると、今後は羽田のサクララウンジや新千歳など、対象空港を増やす予定だという。

 また、両社はサッカー日本代表のオフィシャルスポンサーであることから、ファミリーマートのウェブサイトで日本代表の応援写真を募集。2014年1月以降、JALがこれらの写真をデザインの一部に使用した、ボーイング777型機の特別塗装機を国内線に就航させる。

 都内で会見したJALの植木義晴社長は、「国内に1万店舗あるので、JALがなかなかリーチできない地域や世代、特に10代から30代の人にファミリーマートを通じてマイルをためる、使う喜びを知って欲しい」と述べ、若年層の顧客開拓に意欲を見せた。

 ファミリーマートの中山勇社長は「JALが強い40代から50代の人にもう少し来店して欲しい。ファミリーマートが出店しているバンコクやジャカルタでは、JALブランドは抜群」として、提携により国内外で相乗効果が見込めると語った。

 9月末時点でのJMB総会員数は約2678万人、JALカード会員数が約282万人。ファミリーマートの国内店舗数は今週1万店を達成し、海外は1万2764店(9月時点)となっている。両社は今後、JALのスマートフォンアプリを活用したファミリーマートの店舗への送客や、海外のファミリーマート店舗でのマイルを通じた取り組みなどを進めていく。

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