官公庁, 空港 — 2021年11月24日 09:26 JST

JAXA、新千歳空港で滑走路の雪氷”見える化” 22年度まで実証実験

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 JAXA(宇宙航空研究開発機構)と北海道エアポート(HAP)は、航空安全技術の研究開発を促進するため連携協定を11月18日に締結した。雪や氷、火山灰などが航空機の運航に与える気象影響防御技術の研究「WEATHER-Eye」の研究テーマの一つである、滑走路上の雪や氷の状況をリアルタイムに検知する「雪氷モニタリングシステム」の研究を共同で進めていく。

JAXAの雪氷モニタリングシステム(JAXAの資料から)

 新千歳空港で今年度冬季から2022年度にかけて実証実験を実施する予定。雪氷状況をリアルタイムに検知する世界初のセンサー技術や状況の「見える化」により、オーバーランやスタックが起きないよう安全性を向上させる。

 また、路面摩擦推定技術の研究なども共同で着手する計画。今後もHAPが運営する新千歳、稚内、釧路、函館、旭川、帯広、女満別の道内7空港のさまざまな環境などを試験などに活用していく。

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